概要
- ローリングソールの中足骨骨頭 Ⅱ・Ⅲ(場合によってⅣも) の下の部分を図1のようにくり抜く(古典的)
- 今日では中底とローリングソール両方をくり抜き、緩衝剤を入れるのが一般的
- 必ず横アーチパッドを中足骨骨頭の手前に設置する(図2↑)
- 緩衝材は中足骨骨頭部より1cm程前まで広げる(→歩行中、足は靴の中で前に動くから)
適応症
- 中足骨2と3の中足骨痛
- 負荷に非常に敏感な中足骨
- 重度の開帳足
作用
ボール部ローラーと同じ
横アーチパットを設置する理由は、中足骨骨頭が沈み込みすぎないようにするためであるので、オーダーインソールを使用しても良い。
今はインソールの技術も進歩して、かなり薄いインソールも製造できるようになったので、横アーチパットをつけるよりもインソールを入れる方が圧倒的に多いし、縦アーチも支えられるので効果的。
!注意:蝶型ローラーの設置は症状を注意深く確認し、慎重に経過観察を行うこと。横アーチパットがあっても緩衝材下の中足骨骨頭は沈み込みやすく、足はすぐに変形に慣れ、逆に悪化します。
既成靴であっても、前足部分に低反発の緩衝材が入っている靴には、横アーチパットや横アーチパットがついているインソールを入れることをお勧めします。
『履いた瞬間気持ちがいい!楽!=足に良い』ではありません!!
ローリングソールの種類は他にもたくさん!
ローリングソールの種類に8種類のローリングソールの記事のリンクと基本的な理論をまとめてあります。
既成靴では見られないものもいくつかありますが、
これらを参考にして自分の症状にあった靴を見つけてください。
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