Kita – ドイツの幼稚園・保育園

幼稚園

(この情報は私の住むノルトライン・ヴェストファーレン州にあるヴッパタール市のものです。同じ州でも、各市で制度が違います。)

ドイツには幼稚園・保育園という区別はありません。

子供が就学前まで通うところは、『Kita (Kindertagesstätte または Kindertageseinrichtung)』と呼ばれ、多くのKitaが2歳・3歳から6歳まで、Kitaによっては1歳から受け入れをしています。

経営母体は大きく分けて4つ:

  • 教会(カトリック系・プロテスタント系)
  • Elterninitiative(幼稚園の先生でははく、そこに通っている児童の親がインセンティブを持って経営に関わる幼稚園)
  • 私立(シュタイナー、モンテッソーリ、その他市の認定外施設)

私立のシュタイナーやモンテッソーリなどの幼稚園はその思想や教育方法に特色があるので幼稚園にもそれが反映されているでしょうが、他の3つに関しては、特に大きな違いはないと思います。

うちはElterninitiativeの幼稚園に通わせていますが、他の市立の幼稚園に通わせているお友達に話を聞いても、だいたい同じ感じです。

教会系の幼稚園に関しても、そんなに宗教色が強くはないでしょう。

そもそもドイツの祝日や行事は教会系のものですから。

それぞれの幼稚園によって違う

くらいの感じと思います。

児童の親が経営に関わるElterninitiativの幼稚園に関しては、私の住む市では、経営に関わる人が6名、教育や行事に関わる人が4名いなければ、市からの補助が受けられず幼稚園が存続できない、という決まりがあるそうです。

その他の保護者は、経営や運営に関わるのは全体会議と、幼稚園の掃除や必要品の買い出しなどの仕事が「子供一人につき、年に○○時間」と義務付けられています。

ちなみに、娘が通っている幼稚園では、全体会議は年に2回、労働義務が年12時間です。

この親の労働奉仕の時間に関しては、各Elterninitiative幼稚園によって違うと思いますが、市立や教会系の幼稚園には基本的にありません。

料金

市立・教会系・Elterninitiative には下の市が作成した料金表によって支払う金額が決まります。

ヴッパタール市の保育料表

右が2歳未満の子供、左が2歳以上の子供の保育施設の料金表です。

2歳未満は高めに設定されています。

世帯年収と週何時間預けるか、幼稚園とした契約で決まります。

表から分かるように、世帯年収が2万ユーロ(約260万円 *1ユーロ130円)以下は払わなくて良く、世帯年収1300万以上は料金が変わりません。

そして、子供を2人以上保育施設に預ける場合は、料金は一人分(高い方)を払うだけで良い

となっています。

(ヴッパタール市の場合は、子供が満4歳になったら保育料は無料になります。)

公立の幼稚園はこの保育料+食費40〜50ユーロのみ。

教会系とElterninitiativeは、保育料+食費40〜50ユーロαかかり、

この+αの金額は幼稚園によって変わりますが、私がElterninitiativeの場合は、食費+団体加盟料+設備費=96ユーロです。

ちなみに他に見学したElterninitiative幼稚園のコストは85ユーロで、年間の労働奉仕は15時間でした。

保育時間

幼稚園の保育時間は、園によって多少の違いはありますが、

基本的には月曜日から金曜日までで、

  • 7:00〜14:00 週35時間
  • 7:00〜16:00 週45時間

の二つのパターンを提供しています。

これは入園エントリーをする際に希望を伝えておき、基本的にはこのどちらかの保育時間帯になります。

(20〜30時間は幼稚園以外の施設に預けた場合になります。)

土日や延長保育はありません。

時間外は個人でシッターにお願いすることになります。

幼稚園のクラス

日本との一番大きな違いはクラスが学年で分かれていない、ということだと感じました。

私の娘が通っている幼稚園では、1クラスに2歳から6歳までの子供が20人、一緒にいます。

その20人が学年で3グループに分かれており、各グループに担当の先生が一人います。

ご飯の時間とスポーツの時間は同じ学年のグループに分けているだけで、基本的に遊ぶ時間は外でも室内でも同じ空間にいます。

ドイツの幼稚園は、日本のようにみんなで一緒に行うカリキュラム的なものは少なく、自由に遊ぶ時間がとても多いです。

外か室内かは先生が天候などに応じて決めて、あとは子供の自由にさせてくれます。

基本的に先生は見守り、子供の要望に応じて対応する、というスタンスです。

迎えに行くと、違う年の子が入り混じってみんなで遊んでいたり、一人でレゴなどで遊んでいたり、お絵かきをしていたり、先生に本を読んでもらっていたり、先生とボードゲームやパズルをしていたりする姿が見られます。

これらが日本と欧米の教育の差で指摘される自主性主体性を養うのでしょうか?

乞うご期待です☺️

以上がドイツの幼稚園の大まかな概要になります。

この幼稚園(Kita)の他に、1歳から3歳までの子供を預かってくれる『Kinderkrippel』や『保育ママ (Tagesmutter)』がありますが、これらはどちらかといえば、幼稚園に入れなかったときの選択肢として選ばれることが多いので、また別の記事として書きます。

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