概要
- ヒールの後ろ1/3のに緩衝材を使用
- 患者の歩行に合わせて設置 → 歩行時に成人の足は15〜35度の角度で外に回転する。緩衝ヒールの軸はそれに対応して外側にずらす=進行方向に垂直にする(下図c)
- 材料としてはSLW Shore(硬度) 35 やその類似品が適している
- マテリアルが柔らかすぎると踵接地時に患者がグラグラするので注意が必要
- ソフトヒールでカバー
作用
- ローリングヒールと同じ
- 材料の弾性部分が、ヒールが地面に当たったときの圧縮荷重を緩衝
- ローリングヒールと比べて、見た目に響きにくい
適応症
- ローリングヒールと同じ
- 義足着用者
- 脳・脊椎損傷による歩行障害
- 足首関節の障害
- 脚関節の関節症
緩衝ヒールの軸をもっと強く外に置いてそれと並行して方向ローラーを組み合わせると、極端に外転位での踏み返しを余儀なくされ、内踝の圧軽減となる。
2007年1月1日よりドイツでは公的保険適応外になる。
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