概要
- ローラー頂線は足の真ん中に位置する
- フロントレバーの機械的短縮
- フロントレバーアームから足関節に作用する力の大幅な削減
- ボール部ローラーよりラクに踏み返しを開始できる
! 開帳足疝痛に対して、ボール部ローラーより負担軽減になるわけではありません!
適応症
- 距腿関節および距骨下関節または足根骨領域の変形性関節症(→要するに足首関節に痛みがある、ということ)
- 中足疾患、関節固定術
- リウマチ
- 踵足(トレインヒールと組み合わせる)
- 糖尿病足
通常ローラー頂線は第一中足骨骨頭と第五中足骨骨頭(緑点)を結んだ線にして親指に踏み返しが抜けるようにしますが、足首に問題がある場合は下図の青線のように足に対して垂直にローラー頂線を設置し、足関節が動かなくても良いようにします。
(通常、歩行は足首関節の色々な動きの組み合わせにより行われています。)
ローラー頂線が靴の腰方向へと大きく下がる場合、ヒールの高さ調整が必要になります。
中足ローラーではヒールが上がると足の踏み返しが始まるので、歩行はかなり楽になりますが、立脚面が減少するので立脚時の安定性が低下します。
関節の安静を目的とする場合は、ソールの補強と組み合わせて用いられることが多いです。
ローリングソールの種類は他にもたくさん!
ローリングソールの種類に8種類のローリングソールの記事のリンクと基本的な理論をまとめてあります。
既成靴では見られないものもいくつかありますが、
これらを参考にして自分の症状にあった靴を見つけてください。
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