整形靴職人は B1。
(私の参加したプログラムで提示された指標です。他の職業はA2でした。
このレベルに達しなかった場合、職業訓練先に「言葉ができない」ということを問題に解雇されてもプログラム主催側は擁護しません、ということでした。)
ドイツ語レベルは一般に「A1, A2, B1, B2, C1, C2」に分けられています。
A (初級)– 言語の初歩的な使用(A1 ・ A2)
B (中級)– 言語の独立した使用 (B1 ・ B2)
C (上級)– 言語の熟練した使用(C1:高度なレベルの能力 C2: ほぼネイティブ)
大学で勉強したい人はCレベルが必要ですが、手工業ではそこまでは求められません。
一番下のクラスから始めると5ヶ月で何とかB1までたどり着きます。
私は日本で確かドイツ語を勉強してドイツ語検定4級を受けて3点足らず不合格、というレベルでA2-1のスタートでした。(その語学学校はレベルA・B・Cがそれぞれさらに4つのレベルに分けられていました)
実際始めてみて、B1のレベルで十分、とは感じませんでしたが、仕事は単純作業ばかりなので、そんなに言葉はいりませんし、毎日同じ作業をしていれば、言われることもほぼ同じだったりするので、だんだんと分かるようになります。方言とかもあったりするので、地域によっては慣れるのに時間がかかるかもしれません。
質問が正しく通じない、質問の答えが分からない、とかは良くあります。
9月からスタートする職業学校の授業は、さっぱり理解できませんでした(笑)
親切な頭の良い人の隣に座ってノートを写させてもらって、家でゆっくり解読するのが良いでしょう。
学校は週1〜2回なので時間はあります。
あとは指定の専門書があれば、それを地道に読んでいけば大丈夫です。
日本で義肢装具士や理学療法士の資格を取得して来ているような人は解剖学なんかは単語をドイツ語に置き換えていくだけなのでかなり有利です。
日本語で専門知識がない場合は、ドイツ語でそのまま覚えてしまった方が効率的です。
医学用語は日本語でも十分難しいので覚えたりドイツ語を日本語に変換するのは大変!翻訳作業に時間を取られるのはもったいないです。
ドイツのテストは書かせる問題がほとんどで、空欄を埋めるような問題はほぼないので、私はテスト前は箇条書きで文章を丸暗記していました。
今はGoogle翻訳とかありますし、困ることも少ないかもしれません。
でも、人との会話はやっぱりテンポが大切だったりするので、ドイツ語の勉強は頑張った方が良いと思います。その方がストレスも少ないです。
仕事の会話より同僚との雑談の方が難しいと私は今でも感じています。(それは私のコミュニケーション能力の問題かもしれませんが。。。)
母国語で良く話す人は言語が変わってもやっぱりよく喋ります。文法があってるかとか発音がいいとかは全く別問題です。
要は自分の意思が相手に通じ、相手の言っていることが分かれば良いのです。
それがなかなか難しいのですが、それでも3年ぐらいすれば話せるようになるし、聞き取れるようにもなります。
職人試験にもちゃんと受かります!
日本のテキストでドイツ語を勉強するならこれがオススメ!
NHKラジオ講座
この半年間のコースで出てくる基本構文+例文を
とにかく丸暗記!!
普段の生活で使えるフレーズがたくさんあり、
現地にいるから、暗記した構文や単語をすぐに使う機会もあるので、しっかり身につきます。
語学学校終了後、職業訓練が始まってから3年間、
毎日寝る前の入眠剤として(笑)一ページづつ暗記してから寝てました。
かなり効果的です!!
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